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萩原建設工業がオフィスカジュアル導入

オフィスカジュアル導入で社員のモチベーションも高まっている萩原建設工業

 萩原建設工業(帯広市、萩原一利社長)は、5月からオフィスカジュアルを導入した。十勝管内の建設会社では珍しく、服装自由化により、社員の自主性の尊重や働きやすい環境づくりを目指す。

 同社では女性社員用の制服と技術社員用の安全作業服があり、営業や内勤の男性社員はスーツ着用を原則としてきた。ただ、真冬になると女性社員から「制服のスカートは寒い」との声が上がっていたことや、防犯面、さらには多様性への対応などの観点から、服装の自由化に踏み切ることを決めた。

 オフィスカジュアル導入に当たっては、基本原則となるガイドラインを策定。ベーシックカラーを基準とし、ビジネスシーンに適した不快感を与えない服装を原則と定めた上で、男女別にイメージファッションの写真も参考資料として社員に配布した。

 服装が自由になったことについて総務課の安部彩香主任は「職場が柔らかな雰囲気になり、男性社員も色合いが明るくなった。また仕事帰りに出掛けることもできる」と話す。

 広報担当の宮本昌佳さんは「自由なので制服着用も可能。いろいろな選択肢から自分の好みを選択できるようにしている」と説明。建設業界でのオフィスカジュアルは大手企業が先行導入しているが、地元企業ではまだまだ珍しく、同社は十勝管内の建設業界でも服装の自由化の広がりに期待を寄せている。(完戸雅美)

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