甘くシャキっと 幕別産レタス 収穫始まる
【幕別】レタスの道内主産地・幕別町で16日から収穫作業が始まった。レタスは順調に生育しており、沖縄を含む全国に出荷される。
17日から収穫を始めた町相川地区の笹井晃さん(39)は18日も午前4時半ごろから家族ら4人で収穫作業を開始。極早生(ごくわせ)と呼ばれる品種のレタスで、「寒暖差の影響で甘みが強いのが特徴」(笹井さん)。包丁を手に1個ずつ刈り取って箱詰めし、JA幕別町の野菜センターへ運ばれた。
同JAのレタス委員長を務める笹井さんは「4月は強風もあったが、雨も降って気温も高かったため順調に生育し、収穫も例年より早い。輸送コストが低い分安く手に入れられる十勝の人にたくさん食べてもらえたら」と話していた。
同JAでは20戸37ヘクタールでレタスを生産。10月上旬ごろまで収穫作業を進め、約1200トンの生産を見込む。収穫後のレタスは同JAの野菜センターにある真空冷却器で芯温(しんおん)を下げた後に冷蔵庫で保管。順次十勝管内のスーパーに並ぶほか、全国各地に配送する。(松崎篤嗣)