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中札内村「ウェザーコックカフェ」がクラウドファンディングで店舗改修 「店の力試しに」

ふるさと納税型CFへの参加を呼び掛ける三浦さん

 【中札内】道の駅なかさつないカントリープラザ内の飲食店「ウェザーコックカフェ」(中札内村大通南7)が、持ち帰りスイーツの販売ができるよう店を改修するため、ふるさと納税型クラウドファンディング(CF)を始めた。目標額は200万円で、5月31日まで。オーナーシェフの三浦史人さん(64)は「応援してくれる人がどれだけいるのか、店の力試しをしたい」と話す。

 同店で提供するスイーツは全て自家製。村内にはケーキなどのスイーツが買える店がなく、以前から「持ち帰りできるようにしてほしい」との声が多かったという。

 本別町出身で、足寄高卒業後に料理人の道に進んだ三浦さん。札幌市内のホテルで修業を積み、24歳の時に帯広市内で開業した。数年後、店名を「ウェザーコック」とし、1998年に村内に店を構えた。2012年に道の駅に移転し、10年がたつ。

 自身の開業40周年を機に、新たな挑戦をしようと持ち帰りスイーツの提供を決めた。現店舗では持ち帰り用ケーキを製造できないため、厨房(ちゅうぼう)を増設する必要がある。CFで集まった寄付金を改修費に充てる。

 三浦さんは「家族3世代で来てくれる人もいるほどなじみの店になった。お金より、どれだけ応援してくれる人がいるのかを知りたい」と語る。「時間をかけても結果は変わらないのだから」と、思い切って期間は約1カ月半のみとした。

 CFはポータルサイト「ふるさとチョイス」の専用ページなどから参加できる。村在住者は返礼品は受け取れないが、寄付は可能。(石川彩乃)

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