新装備16MCVの射撃訓練公開 第6即応機動連隊が然別演習場で
【鹿追】陸上自衛隊第5旅団(鳥海誠司旅団長)は23日、鹿追町内の然別演習場で、16式機動戦闘車(MCV)の射撃訓練を報道陣に公開した。
3月の同旅団の機動旅団化に伴って編成した、第6即応機動連隊(河村友則連隊長、美幌駐屯地)に新たに導入された装備。8輪の装輪戦闘車両で、重量は約26トン。最高速度は時速100キロ。同旅団で広く使用している無限軌道の90式戦車の半分の重量で、空輸が可能になるほか、高速道路も走行できる。同連隊は「遠隔地へも迅速に展開できるのがメリット」とする。
この日は隊員28人が参加。MCV2台を走らせ、約1・5キロ前方に設置した的に105ミリ砲を射撃。ごう音を鳴り響かせながら、命中させた。同連隊機動戦闘車中隊長の宮本義章3等陸佐(44)は訓練後、「任務を遂行するため、引き続き練度の向上を図っていきたい」と意気込みを語った。(山田夏航)
新装備16MCVの射撃訓練公開 第6即応機動連隊が然別演習場で