安達さん歌声全国銅賞 グランディール音楽コン
帯広南町中2年の安達しずくさんが「第3回グランディール音楽コンクール」の声楽部門中学コースの全国大会で銅賞に輝いた。「うれしいけれど、ちょっと悔しい」と笑顔を見せる。
安達さんは予選・本選と動画審査を選び、幕別町百年記念ホールで撮影に臨んだ。それぞれ最優秀賞、優秀賞を受けて進んだ全国大会は、3月25日に大阪の門真市民文化会館ルミエールホールで開催。イタリア歌曲「カーロ・ミオ・ベン」を歌い上げた。出だしは緊張で声が震えたが、中盤は整え、終盤は普段通りに声を響かせることができた。
結果は、金賞と銀賞が該当者なしで、安達さんがこの部門ではトップの成績。それでも努力してきた分、うれしさと同時に悔しさも込み上げた。「次のコンクールに向けて頑張ろうと思った。次は金賞を取りたい」と気持ちを新たにする。
声楽は表現力も重要で、幼い頃から取り組んできたダンスや演劇も生きていると、師事する棚瀬麻実子さんは言う。人前に出るのが好きな性格。「声楽は自分が主役なので楽しい。歌の実力を磨き上げて、コンクールにもっと挑んでいきたい」と力強く話した。(高井翔太)