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「アイスバブルカフェ」が今季も営業 上士幌・糠平湖

カフェの前で「冷えた体を飲み物で温めて」と話す相楽さん

 【上士幌】上士幌町の糠平湖の湖面近くで、今季もテント型の「アイスバブルカフェ」が営業している。観光スポットとして定着した湖上の「アイスバブル」人気を盛り上げるのが狙いで、観光客らの憩いの場になっている。営業は3月上旬まで。

 カフェは、湖面が完全凍結している厳冬期のみ開設。2020年から町観光協会の委託を受けた、店主の相楽秀明さん(48)=本別町在住=がテントを設置して営業している。テントは、五の沢駐車帯から湖上方向に5~10分ほど歩いた場所にある。

凍った湖面の下に神秘的な姿を見せるアイスバブル(1月)

 「アイスバブル」は、湖底から浮上した幾つものガスの泡が、湖面近くで氷に閉じ込められてできる現象。地元の写真家がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でアイスバブルの写真を発信したのがきっかけで、19年ごろから観光客が訪れるようになった。

 商品は、程よい苦みの中に甘みがあるという「音更川ブレンド」(650円)や、体の芯まで温まる「ホットジンジャー」(700円)などを販売。相楽さんは帯広市内の「かふぇ坩堝(るつぼ)」で店長の経験があり、間近で焙煎(ばいせん)やハンドドリップの様子も見られる。

 相楽さんは「雄大な糠平の景色を見ながら、アイスバブルの見学で冷えた体を飲み物で温めてもらえれば」と話している。

 時間は午前10時~午後2時(天候などで営業できない場合もある)。水曜日休み。問い合わせは相楽さん(hidehide0908@icloud.com)へ。(大健太郎)

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