JA組合長らが豊穣祈願 帯廣神社
管内の農業関係団体と十勝総合振興局の豊穣(ほうじょう)祈願式が10日、帯廣神社で執り行われ、JAの組合長や団体の代表らが今年の豊作と農作業の安全を願った。
3年ぶりに管内の全JAに案内を出して開催。十勝地区農協組合長会(有塚利宣会長)や十勝農協連(若園則明会長)、JA道中央会やホクレンなど関連団体から約35人が参列した。神事では同振興局の芳賀是則局長、有塚会長、若園会長が玉串(たまくし)を奉てんした。
昨年の十勝農業は、JAの取扱高が3494億円で過去3番目に高かった。新年に当たって有塚会長は「政治や国民の関心事になった食の安全保障に向けて、その先導役を果たしたい」と述べ、若園会長は「ウクライナ侵攻の影響や資材高騰で農業情勢は厳しいが、早く平和が戻り、通常の年が来るように祈願した」と話していた。(安田義教)