ありがとう藤丸ライブ 大盛況
1月末で閉店する道内唯一の地場資本の百貨店・藤丸(藤本長章社長)で8日、地元音楽関係者による「ありがとう藤丸ライブ」が行われた。3団体と6人が9プログラムを6時間半にわたり展開し、来場した多くの人が演奏に聴き入った。
市内中心部のジャズライブ店「B♭M7」の佐々木源市オーナーが「藤丸の閉店セールなどを盛り上げたい」と、昨年9~12月の毎週土曜、店の外で仲間とボランティアで続けてきた音楽コンサートの集大成として企画した。
ライブは開始時、100人以上が来場。佐々木さんが「閉店まであと1カ月ほど。藤丸の名前が残ってくれることを願いながら演奏したい」とあいさつした。まくべつジュニア・ジャズスクールの「Cジャムブルース」の曲で幕開け。11人の息の合った演奏に観客らは手拍子などをしていた。音更町の堀正幸さん(63)は「買い物して立ち寄ったが、感激した」と笑顔。
鹿追町を拠点に活躍するバンド「My‘s(マイズ)」のギター・ボーカル上村洋介さんと白岩元記さんの演奏では途中、佐々木さんが飛び入り参加し、会場を盛り上げた。
藤本社長は、「藤丸のためと、企画してくれたことに感謝している」と話していた。(菊地青葉)