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「デパ地下充実など前向きに」 新藤丸の村松社長と米田氏が抱負

新藤丸構想などを語る(左から)村松氏と米田氏

 来年1月末で閉店する百貨店・藤丸の再生を目指す新会社(仮称・新藤丸)の社長に就任予定の村松一樹氏(60)=村松ホールディングス社長=とCSO(最高戦略責任者)の米田健史氏(36)=そら社長=が26日、表敬あいさつで十勝毎日新聞社を訪れた。

 新会社は両社が出資し、年内に設立予定。藤丸の閉店後、耐震リニューアル工事をした上で、新たな形での再営業を模索。村松氏が新たな施設構成、米田氏が現藤丸の清算関連などを主担当としている。

 村松氏は、新会社運営について「藤丸の屋号を引き継ぐのは厳しい挑戦だが、スピード感と慎重さのバランスを取り、前向きに進めたい」と力説。「テナントなど複数の候補が挙がっている。藤丸のいい部分『デパ地下』の充実などに取り組みたい。地域や経済界の声も聞いていく」とした。

 そらは、運営する「十勝エアポートスパそら」(中札内)の入浴回数券3000万円分を藤丸に無償提供を発表。24日から同店内で販売を開始し、現在500冊を売った。25日に店頭に立った米田氏は「購入時の応援の言葉は励みになった。今後も時間を調整し店頭にたてればと思っている。藤丸の閉店セールを何とか盛り上げたい」と話した。(佐藤いづみ)

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