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14町村の年末年始休み 今年から12月29日~1月3日に

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 十勝管内の14町村はこの年末年始から、役場庁舎などの休日を29日~1月3日に変更する。国や道など他の官公庁に合わせて、円滑な行政業務を行う目的。道内の市町村は古くから31日~1月5日の日程が多かったが、管内では足寄町も来年度の変更が決まっていて、全19市町村で統一されることになった。(安田義教、内形勝也)

 自治体の休日はそれぞれの条例で定めている。道市町村課の2021年4月の調査だと、道内179市町村の年末年始の休日は、31日~1月5日が137市町村と7割を超えて最も多い。国や道と同じ29日~1月3日が31市町、30日~1月4日も11市町ある。

 道外自治体では29日~1月3日が多い。なぜ道内の休日がずれているのかについて、関係者は「出稼ぎから戻ったり帰省したりした人にも対応するためと聞いている」との声があるが、明確な理由や経緯が分からないという。

他官庁と合わせ帯広05年度から
 十勝管内の市町村では、帯広市が05年度の年末年始から現在の29日~1月3日に変更。他の官公庁と異なることの混乱を避けようと、「帯広市の休日を定める条例」を改定した。幕別町(18年度)、池田町(19年度)、新得町(21年度)も同様の理由で変更し、残りの自治体も検討してきた。

 市町村の業務では、現在のコロナ対応など国や道と連携して、年末年始もスピード感を持った取り組みが求められている。十勝町村会も「『国や道にならえ』ではなく住民の公共の福祉から重要」として、管内自治体に声掛けしてきた。

 15町村は9月議会などで条例改定の手続きを取っていて、施行が来年度となる足寄を除く14町村が、この年末年始から変更する。仕事納めは28日になるため、住民は注意が必要だ。音更町総務部の八鍬政幸部長は「国、道に準じることで行政の一体性が保たれることにつながる。町民の年明けの行政需要にも応えることができるようになる」と話している。

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