耕土興論「倉澤治雄(科学ジャーナリスト) 人類が『絶滅危惧種』とならないために」
15年ほど前に話題となった一冊の本がある。英国の世界的な宇宙物理学者マーティン・リースが書いた「今世紀で人類は終わる?」という刺激的な本である。
この中でリースは1000万年に一度と言われる小惑星による地球衝突を除くと、人類の脅威は環境問題、核戦争、そしてパンデミック(世界的大流行)だと予言した。「人類にとって最悪の惨事を引き起こすのは人類だ」というのがその主張である。
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