広尾で毛ガニ初水揚げ 「みその味濃厚」
【広尾】十勝沿岸の毛ガニ漁が解禁となり、広尾町内の十勝港で23日午前、初水揚げが行われた。漁期は来年1月末までで、12月上旬にピークを迎える。
十勝の代表的な「冬の味覚」。管内3漁協(広尾、大津、大樹)合わせて18隻が操業する。
広尾沿岸では22日にカニかごを仕掛け、23日未明に出漁。漁船は午前9時前から次々と帰港し、大きさごとに選別した毛ガニを市場に運び込んだ。
かご入れ時に海がしけたため、初日の水揚げ量は約70キロにとどまった。1キロ当たりの単価は、高いもので大小とも1万5000円だった。
広尾漁協毛がに篭(かご)漁業部会長の保志光則さん(61)は「海の状態が落ち着けばもっと捕れるだろう。みその味が濃厚で、身の入りも良い、旬の毛ガニを味わってほしい」と話していた。
広尾町内では12月11日に恒例の「広尾毛がにまつり」を予定、3年ぶりに集客イベントとして催される。(能勢雄太郎)
広尾で毛ガニ初水揚げ 「みその味濃厚」
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