まつもと薬局が郷土料理レシピ全国大会へ
まつもと薬局(帯広市、松本健春社長)の清水佳奈管理栄養士(44)らによるチームが、郷土料理を現代風にアレンジしたレシピを競い合う「第5回ご当地タニタごはんコンテスト-ヘルシー郷土料理で健康まちおこし」に出場する。全国大会に進む15チームに選ばれ、清水さんは「栄養価が高くておいしい十勝の食材による料理の魅力を伝えたい」と話している。
体脂肪計の製造や外食事業を行うタニタ(東京)などによる実行委の主催。北海道・東北など全国5ブロックで書類審査による予選が行われた。
郷土料理のアレンジに加え、今回は免疫力と抵抗力が向上する食材をバランスよく配することが条件とされた。同薬局栄養部の一色恵部長(49)が「うちのスタッフは優秀。栄養面を考慮したレシピであれば、全国でも評価されるはず」と初めてエントリー。同部管理栄養士の清水さん、岡本結香さん(23)、栄養士の赤石真幸さん(23)の3人で一カ月ほどかけて料理を考案した。
完成したレシピは9品目の「どさんこ満足御膳」。みそに漬け込んだ豚肉を使った「Miso豚丼」や、ピーマンにサケのちゃんちゃん焼きを詰めた「乳和食! ピーマンに乗った鮭ちゃん」などの料理で、見た目の鮮やかさにもこだわった。
全国大会は11月20日に服部栄養専門学校(東京)で開かれる。グランプリは賞金50万円が与えられ、上位入賞チームのレシピは商品化に向けたサポートが行われる。清水さんは「十勝の食材で全国優勝したい」と意気込んでいる。(松村智裕)