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更別スーパービレッジ構想の住民サービス開始 商品配送や移動サービスなど月内13事業

自動配送ロボットが運んだはさみで行われたテープカット

 【更別】更別村が進める「スーパービレッジ構想」で実施する、デジタル技術を活用した住民向けサービスの提供が、24日から始まった。同日は村役場で事業開始セレモニーが開かれ、式典やサービスのデモンストレーションを行った。

 すでにお試し期間として実装していたものも含め、この日までに提供を始めたのは、役場と福祉センターなどをつなぐ自動運転車両による移動サービスや、購入した商品をロボットが配送するサービスなど計8種。付けた人の健康状態を記録・管理する「ウエアラブルウオッチ」や電力センサーによる見守りサービスなど、月内には合わせて13の事業がスタートする。

自動運転車両に乗り込む関係者

 同日に開かれたセレモニーには、西山猛村長や村スーパービレッジ協議会の今井母土子会長、北海道十勝総合振興局の芳賀是則局長ら関係者70人が出席。西山村長が「やっと出発点に立つことができた。村民の思いをしっかりとくみ上げながら、村の抱えるさまざまな課題に向けてビジョンを描きながら、一歩一歩進んでいきたい」とあいさつした。

 式典の後、自動配送ロボットが運んだはさみを使ってテープカットを行ったほか、実際に西山村長らが自動運転車両に乗って会場から村内の温泉施設まで移動した。

 村は来月以降も順次、デジタル技術を生かした住民向けのサービスを追加し、今年度中に約30種まで増やす予定。(松崎篤嗣)

関連写真

  • 事業開始セレモニーであいさつする西山村長

    事業開始セレモニーであいさつする西山村長

  • 更別村内の「ヤマジョウ」に配置された配送ロボット「デリロ」

    更別村内の「ヤマジョウ」に配置された配送ロボット「デリロ」

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