能の世界~知って楽しむ帯広能(2)「面や装束の魅力」
ヒノキの「面」 角度が重要
能面のことを「面」という一字で「おもて」と呼びます。多くはヒノキで作られた彫り物に漆をかけ、胡粉(ごふん)と呼ばれる貝を砕いて作られた塗料で色付けがされています。
面は角度が非常に大切で、その角度のことを「ウケ」、そして上を向くことを「テル」、下を向くことを「クモル」と天気の用語で表します。面のウケを適切に保つため、能楽師はカマエと呼ばれる姿...
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