夢二とかいち~ロマンとモダン(4)「小林かいち《彼女の青春》」
謎の画家 注目は近年から
小林かいちは、大正から昭和にかけて京都で木版の絵はがき・絵封筒のデザインを数多く手がけました。近年注目が集まっていますが、20年ほど前までは本名・性別・出身地さえ分からない謎の作家でした。
かいちの本名は嘉一郎(かいちろう)。夢二の名にちなみ、「うたぢ」や「歌治」「う多路」の名を使うこともありました。1922(大正11)年に着物の裾模様を専門と...
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