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ワイン醸造用の苗木作りが本格化 池田

吉田美和さんが命名した新品種「銀河」の苗木(10日午前9時50分ごろ、小山田竜士撮影)

 【池田】池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(町清見83)の敷地内にあるガラスハウスで、ワイン醸造用ブドウの苗木作りが順調に進んでいる。「ドリームズ・カム・トゥルー」のボーカル吉田美和さん=町出身=が命名した新品種「銀河」と「未来」の苗木も今年から加わり、ハウス内は緑色の葉のじゅうたんが広がっている。

 池田町の春の風物詩の一つである苗木作りは、4月にスタート。主力品種の「山幸」と「清見」、「銀河」「未来」の順に育苗専用ポットに挿し木し、山幸は約1万2000本、清見は約2700本、銀河・未来は各約800本、試験栽培用の品種を含めて計約1万8700本を育てている。

 ポットの下に張り巡らされた電熱線で地温を30度、その後しばらくして25度に管理。4月中旬に芽が出て、同下旬に葉が開いた。苗木は15センチ近くまで伸びている物もあり、20センチほどになる今月下旬にビニールハウスに移植して育苗する。

 ワインになるまで約7年はかかる見通しで、同研究所製造課栽培係の田村嘉浩係長は「良いブドウになるように育て、良質なワインとして消費者に届けば」と期待している。(小縣大輝)

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  • ハウスの中で青々と育ったブドウの苗木(10日午前9時50分ごろ、小山田竜士撮影)

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  • ハウスの中ですくすくと育つブドウの苗木(10日午前9時50分ごろ、小山田竜士撮影)

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  • ハウスの中ですくすくと育つブドウの苗木(10日午前9時45分ごろ、小山田竜士撮影)

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  • 青々としたブドウの苗木が広がるハウス内(10日午前9時45分ごろ、小山田竜士撮影)

    青々としたブドウの苗木が広がるハウス内(10日午前9時45分ごろ、小山田竜士撮影)

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