「センキョ割」飲食店で特典 畜大生が呼びかけ
帯広市長選・市議補選の投票率向上に向け、帯広畜産大学共同獣医学課程6年の青木みのりさん(23)が市内の飲食店などの協力で「センキョ割」を企画した。投票所でもらう来場カードを協力店で提示すると、割引など各種サービスが受けられる。30日まで。
子どもが好きで、幼稚園や学習塾などでアルバイトをしている青木さんは、子育て支援や教育にもっと目を向けてほしいと考え、各級選挙で必ず投票している。
市長選が近づいても学生間で話題に上らず、「何とかしたい」とOBらとともに「帯広とかち選挙割り事務局・チーム帯広」を立ち上げ、各店舗に協力を依頼している。
参加店舗は12日時点で6店舗だが、今後も増える予定。研究室やバイト先の仲間からは「投票に行こうと思います」と声を掛けられるなど反応は上々という。
青木さんは来春の卒業後は古里の新潟県に戻る。「いろんな人との出会いがあった帯広に貢献したい。十勝・帯広の未来を考えるきっかけになるだけでなく、店舗に行くことで地域の活性化につながれば」と話す。(澤村真理子)
【10秒動画】投票率向上へ「選挙割」企画 帯畜大の青木さん
参加店舗は次の通り(店舗によって割引の年齢制限あり)。
▽ひまわり温泉
▽結
▽たいやき工房本店・西店
▽小麦の木
▽トレトゥールケイコ
▽ファームデザインズ(畜大内)