「5色の農村風景」動画で紹介 観光地や飲食店で活用を JAネットワーク十勝と十観連
管内の農協でつくるJAネットワーク十勝(山本勝博本部長)と十勝観光連盟(十観連、梶原雅仁会長)は、十勝の農村風景を紹介する動画「Paint TOKACHI(ペイント十勝)」を制作した。DVDや動画データを無償提供し、管内の観光施設、道内外の地場産品を扱う飲食店・物産展などで活用してもらう。
JAネットワーク十勝が統一ブランドを展開する「十勝ごちそう共和国」事業の一環。管内の観光協会で構成する十観連と初めて企画した。
動画は約20分。2011年から20年まで10回開催した「とかち農業・農村フォトコンテスト」(実行委主催)の入選作品や、帯広信用金庫発行の観光冊子「十勝百景」の掲載写真を使用。19市町村の豊かな自然の景色を青、紺、赤、白、緑の5色のテーマごとに、落ち着いた雰囲気のBGMに合わせて流している。
事業費は45万円。DVDは300枚制作し、管内のJAや道の駅、観光協会に配布する。動画はユーチューブでで公開しており、希望者には動画データも提供する。
JAネットワーク十勝の事務局を務める十勝農協連企画室の町智之室長は、「十勝のファンを増やしたいという共通の思いで、見た人が引き込まれるような動画を目指した」と話し、十観連の池田路香さんは「観光推進に食と農業は切り離せない。十勝のイメージを広げる映像として、自由に使ってもらいたい」と活用を呼び掛けている。
問い合わせは十観連(0155・22・1370)へ。(大海雪乃)