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春の雪、2860人巣立つ 中学校で卒業式

野上校長から卒業証書を受け取る、クラス代表の卒業生(15日午前10時10分ごろ、帯広第五中学校で。金野和彦撮影)

 十勝管内の中学校で15日、卒業式が行われた。中学生活の大半を新型コロナウイルスに振り回されながら過ごしてきた生徒たちは、春の雪が降りしきる中、未来へ向けて一歩を踏み出した。

 帯広第五中学校(野上泰宏校長)では卒業生99人が体育館で式典に臨んだ。コロナ対策として在校生は各教室で見守り、保護者は各家庭2人に限定。校長式辞や来賓の祝辞も省略した。

 担任教諭から卒業生一人ひとりの名前が呼ばれ、各クラスの代表者に卒業証書を手渡した野上校長は「これからも学び続けてください」「未来をつくるのはあなた方です」とはなむけの言葉を贈った。

 在校生を代表して坂田梨紗さん(2年)が「先輩方から受け取った第五プライドを絶やさず育てていくことを約束します」と送辞。卒業生代表の石山瑞貴さんは「新型コロナの影響でいろいろなことを諦めなければならなかったが、こうした経験は私たちを成長させてくれた。五中での学びを人生の糧とし力強く生きていく」と答辞を述べた。

 十勝教育局によると、今年度の管内48中学校の卒業生は約2860人。4月から義務教育学校にそれぞれ移行する帯広大空中学校では66人、新得富村牛中学校では1人が最後の卒業生として巣立った。また、生徒がコロナに感染した帯広第一中は22日に延期予定。(澤村真理子)

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