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コロナ禍の悩みイラストで SNSで反響 帯広出身のすやさん

コロナ禍の幼稚園の現状を描いたすやさんの漫画の表紙

 「コロナ禍中の幼稚園教諭です。本音、聞いてください」-。帯広出身で、現在は札幌市内の幼稚園で働く、すやさん(27)=ペンネーム=の漫画が、SNSで話題を呼んでいる。投稿から2週間弱で、約4万4500「いいね」。コロナ下で奔走する様子が、同業者らの励みになっている。

 すやさんは帯広光南小、帯広第四中、帯広北高校を卒業し、北海道文教大学子ども発達学科に進学。幼い頃から絵を描くことが好きで、夢は漫画家か幼稚園の先生。十勝管内の企業に5年勤めた後、札幌市内の幼稚園に就職した。趣味でイラストを描き続け、2年前から写真共有アプリ「インスタグラム」を利用している。主にコミックエッセーを投稿し、フォロワー数は1万人を超える。

 漫画は全10枚に渡り、鳴りやまない保護者からの電話対応や、濃厚接触者を特定する時間の洗い出し作業の大変さ、感染対策を徹底しても子どもができる行動の限界など、現場の“本音”を描いた。1月29日に投稿後、瞬く間に「いいね」が押され、アクセス数は400万を超えた。

漫画「コロナ禍中の―」の5枚目

 コメント欄には、同業者から「気持ちを代弁してくれてありがとう」「どこも大変とわかって心強い」や、保護者からも「本当に先生方には頭が上がりません」など、感謝の気持ちが多数寄せられた。

 すやさんは「仕事は大変だが、子どもの成長を見守られて、やっていて良かったと思える場面もたくさんある。今回は温かいメッセージが多くて、自分も励まされた。少しでも現状を知ってもらえたら」と話した。(牧内奏)

 漫画は、すやさんのインスタグラムから。

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