ハンガリー国宝の幕別「マンガリッツァ豚」 5日に日テレ人気番組で特集
【幕別】5日に放映予定の日本テレビ(道内はSTV)の人気番組「満点☆青空レストラン」で、幕別町内で生産される「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」が特集される。タレントの宮川大輔さんや北海道出身の平成ノブシコブシの2人がマンガリッツァ豚を味わう様子が収められている。
マンガリッツァ豚は、ハンガリーで「食べられる国宝」と称された希少種。丸勝(帯広市、梶原雅仁社長)が2016年、マンガリッツァ豚25頭を日本で初めてハンガリーから生体輸入した。その後、緩やかに繁殖を進め、現在約550頭を飼育している。
同番組は、宮川さんらが全国各地の美食を紹介。毎回、食材を一つ取り上げ、生産者の思いなどをまとめている。丸勝によると、日テレ側からは約3年前からマンガリッツァ豚の特集をしたいと打診があったが、コロナ禍で企画の実現に時間を要したという。
ロケは1月5日、13、14の3日間、町内の十勝ヒルズで行われた。14日には、宮川さんのほか平成ノブシコブシの吉村崇さんと徳井健太さんが同所を訪れ、マンガリッツァ豚を味わった。マンガリッツァ豚を使った料理は、帯広市内でフランス料理店「マリヨンヌ」を営む小久保康生オーナーシェフに調理を依頼、収録に合わせて考案した3品を提供した。
同社のマンガリッツァ豚は現状、一般消費者向けの生肉販売を行わず加工品のみを流通させている。同社で営業・販売戦略室長を務める牛膓健司さんは「出演者の皆さんが食べていたときの反応を見ていても手応えを感じた。マンガリッツァ豚を知ってもらう機会になれば」と話している。
放送は午後6時半~同7時の予定。(本田龍之介)