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道の駅忠類に十勝初の子育て自販機 幕別 おむつなど販売

道の駅忠類の入り口付近に設置した子育て応援自動販売機

 【幕別】幕別町内の道の駅忠類で1日午後、十勝管内初の「子育て応援自動販売機」が1台設置された。道内の道の駅では、子育てに優しい環境をつくろうと、ベビーコーナーや優先駐車場の整備などが進んでおり、その事業の一環。おむつやミルクなどをばら売りすることで、外出先でベビー用品を手軽に購入できるようにした。

 道開発局は北海道コカ・コーラボトリング(札幌市)、市町村と連携し、2018年から道の駅を子育て支援の拠点として整備している。道開発局は、子育て支援などに重点的に取り組む道の駅を指定。十勝でも忠類、中札内、士幌、上士幌の4駅(4月に音更が加わり5駅)がある。管内の5駅では4月までに、授乳室機能を持つベビーコーナー、屋根付きの優先駐車場の設置が完了する見込み。全国の道の駅でも同様の取り組みが進んでいる。

 今回は幕別町、道開発局帯広開発建設部、同社の3者で設置。子育て応援自動販売機の設置は道内16カ所目。今春、中札内、音更の道の駅にも設置する予定だ。

 設置した子育て応援自動販売機では、22枚入りのおしり拭き(200円)、2枚入りの紙おむつ(同、サイズは4種)、液体ミルク(300円)を販売している。道の駅の入り口付近のトイレ横に設置し、24時間購入できる態勢とした。自販機の大きさは幅70センチ、奥行き73センチ、高さ183センチ。

 道の駅忠類は、付近に遊具などが並ぶナウマン公園もあり、親子連れで管内外から訪れる施設。道の駅忠類の菅原政成店長は「これから来る人の安心感にもつながり、ありがたい」と歓迎する。また忠類地域では、スーパーやドラッグストアなど大型商業施設がないため、おむつの入手先が限られている事情もある。帯開建は「ドライブ観光する人にとってもおむつをばら売りしている施設自体が少なく手軽に購入できるようになるのでは」(道路計画課)としている。(本田龍之介)

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