学校給食「好き」「大好き」は73% 帯広市嗜好調査
帯広市学校給食センターは、市内の小・中学生を対象にした「学校給食嗜好(しこう)調査」の結果をまとめた。給食を「大好き」「好き」と答えた児童は前年度比7・8ポイント増の72・9%。人気メニューの1位は、現行の調査開始以来8年連続で「肉じゃが」だった。
調査は献立作りに役立てようと、市が毎年、独自に実施している。市内全40の小・中学校のうち小学8校と中学5校を抽出し、小5と中2の計956人から回答を得た。
給食が好きかを問う設問では、31・1%が「大好き」、41・8%が「好き」と回答。同センターは「前年度から味付けを変えたわけではないが、(コロナ禍の)黙食スタイルに慣れて上昇したのでは」とみる。一方、「好きではない」は2・5%、「あまり好きではない」は5・9%。「どちらとも言えない」は18・7%だった。
好きなメニューでは、全献立のベスト3を尋ね、順位ごとに3~1点として集計。1位の肉じゃがは796点で、2位のカレーライス(556点)に大差をつけた。3位は杏仁(あんにん)豆腐のいちごソース、4位はわかめご飯、5位はフルーツ白玉だった。
稲葉利行センター長は「甘じょっぱい肉じゃがは、卒業後も“食べられる場所がないか”と問い合わせがあるほど人気。故郷を思い出せる味として提供を続けたい」としている。(高田晃太郎)