水木しげる展早くも1万人突破 帯広の小西さんに記念品 帯広美術館
道立帯広美術館で開催中の「水木しげる 魂の漫画展」(同館など主催)の来場者数が5日午後、1万人を突破した。
同展は漫画家水木しげるさん(1922~2015年)の画業を作品の原稿や道具などの資料で伝えている。10月9日に開幕し、同22日に来場者数5000人を突破していた。
1万人のセレモニーは同館ロビーで開催。記念の来場者となったのは、夫婦で来場した帯広市の小西春代さんで、主催者を代表して南部謙治北海道新聞帯広支社長から展覧会図録やグッズなどが贈られた。小西さんは「水木さんの独特な作風や、人生などについて興味を持って見に来た」と話していた。
野崎弘幸館長は「こんなに早くの1万人達成は驚き。小中学校の団体観覧をはじめ、道内外の各地から多くの方に来場いただきうれしい。道内で初の、さまざまな水木作品を見られる展覧会なので、会場で作品の新たな一面を見つけてもらえたら」と話していた。(大木祐介)