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木工品ブランド「ホワイトバーチ×イケダ」が「ウッドデザイン賞」受賞 池田

ウッドデザイン賞に輝いた「ホワイトバーチ×イケダ」をPRする(前列左から)真浦代表、嶋中代表、(後列左から)山本主任、ameiroでアシスタントを務める高橋寿子さん

 【池田】町内のシラカバを素材とする小物などの木工品ブランド「ホワイトバーチ×イケダ」が、今年度の「ウッドデザイン賞」(同賞運営事務局主催)に輝いた。受賞作品191点のうち道内から10点、十勝からは唯一の受賞。商品にはウッドデザインマークの使用が認められることから、ブランドを立ち上げた関係者は「説得力が増す。取り組みの認知度向上にもつながれば」としている。

 同賞は、木の良さや価値を再発見させる製品、取り組みを消費者目線で評価する顕彰制度。今年度は7回目に当たり、全国から433点の応募があった。

 受賞した「ホワイトバーチ×イケダ」は、第1次産業(林業)として原料供給を行う池田町、第2次産業(製作)として帯広市内にある工房「ameiro」(嶋中康祐代表)、第3次産業(販売)として十勝関連のグッズを取り扱う「moritoki」(真浦綾子代表)の3者がコラボレーションし、昨年7月に立ち上げた。同工房がシラカバ樹皮などを使った30以上のアイテムを開発。昨年8月からワイン城を皮切りに、市内の藤丸や真鍋庭園でも扱っている。ワイン城では十勝ワインにちなんだ色のピアスやイヤリングを販売するなど、売り場ごとに特色ある商品を置いた。

 これまで間伐後のシラカバは放置され、未利用のまま山林の肥やしとなっていたが、3者の取り組みによって間伐材に新たな価値が生まれ、ウッドロスを減らすことも期待される。こうしたエシカル消費(人や地域、地球環境などに配慮した消費行動)が評価されたとみられ、町産業振興課林務係の山本健太主任は「受賞を聞いて驚いた」と口にする。嶋中代表は「光栄なこと。今後は全国の人に愛されるヒット商品を生み出したい」とし、真浦代表は「捨てられてしまう木材に日の目を当てたかった。受賞というお墨付きによって私たちの理念が皆さんに届くと思う」と期待する。

 11月24日には、受賞作品191点の中から最優秀賞(農林水産大臣賞)など各賞が選出される。(小縣大輝)

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