閉鎖中の十勝ダムキャンプ場に焼け跡やごみ散乱 新得
【新得】新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言のため閉鎖していた十勝ダムキャンプ場(町屈足トムラウシ)で、禁止されているたき火の跡が見つかり、管理する町はルール順守を呼び掛けている。
町職員が9月29日、営業再開の準備で訪れて見つけた。炊事場横に焼けた木材や段ボールなどが約1メートル四方に散乱し、弁当の食べかすも残されていた。
キャンプ場は8月30日から閉鎖していて、入り口の「立入禁止」のロープを無理に越えて侵入したとみられる。ロープをつなぐ鉄製のくいも曲がっていた。
場内は、直接地面でたき火するじか火行為を禁止。クマの出没を防ぐため、ごみの持ち帰りを求めている。町は悪質ないたずらとみて、「このようなことが続くとキャンプ場の利用中止も検討しなければならない。ルールを守ってほしい」とし、巡回を増やす。(佐々木健通信員)