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幻の村「しかりべつ湖コタン」 サントリー地域文化賞 冬の魅力発信「上級の遊び空間」

全面結氷した湖上に現れる「しかりべつ湖コタン」(昨年1月、新井拓海撮影)

 【鹿追】公益財団法人サントリー文化財団(鳥井信吾理事長)が地域文化の発展に貢献した個人・団体に贈る第43回「サントリー地域文化賞」を、十勝管内では初めて「しかりべつ湖コタン」が受賞した。受賞発表が7日、鹿追町役場で行われた。

 同賞は毎年、全国から個人または団体5件を顕彰している。1979年の創設以来、今年の5件を含めて230件が受賞。道内からはこれまで3個人・12団体が選ばれている。

 しかりべつ湖コタンは冬の期間限定で湖上に現れる幻の村。地域住民を中心としたスタッフが全力で楽しみながら運営し、冬の十勝の魅力を発信する姿が多くの人々を引き付けている点が評価された。選評では「環境を害さない、日本人の無常観に合った上級の遊び空間をつくり続けている」とされた。

受賞発表に出席した(左から)石川さん、喜井町長、大栗さん、榎並支社長

 受賞発表にはコタン実行委員長の喜井知己鹿追町長と副実行委員長の石川昇司さん(然別湖ネイチャーセンターチーフマネジャー)、主催者側からはサントリー文化財団の大栗佳奈さんとサントリー酒類北海道支社の榎並康之支社長が出席した。

 喜井町長は「これまでの成長を担ってきた運営スタッフ、ボランティア、自衛隊、住民の協力に感謝する。町の財産として後世に引き継ぎたい」と謝辞を述べた。

 同コタンは全面結氷した然別湖上にアイスバーやイグルー、氷上露天風呂などが登場する、雪と氷の幻想的イベント。1982年の初開催から40年を迎え、北海道を代表する冬のイベントに成長した。(大井基寛通信員)

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