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自慢の逸品、商店街に一役 新たに8品認定

受川の店舗前に立つ自慢の逸品ののぼりと受川さん

 帯広市商店街振興組合連合会(市振連、杉山輝子理事長)が帯広市内の商店街の優れた商品や技術、サービスなどを認定する「自慢の逸品」の取り組みが今年で15回目を迎えた。今回は8店の商品を新たに追加。これまで認定された数は300品を超え、商店街ならではの魅力発信に一役買っている。

 自慢の逸品は2007年、大型店との差別化を図り、集客につなげようと市振連青年部を中心に企画。市内の15商店街やその他の店舗に参加を呼び掛け、各店が自信を持って販売する商品、技術、サービスを「自慢の逸品三ツ星委員会」が書類とプレゼンテーションで審査し認定した。

 第2回には最多の52店が認定され、第7回までは認定店を巡る体験ツアーを実施した。認定店はパンフレットやホームページ(HP)で紹介し、店舗には自慢の逸品のロゴマークが付いたポスターやのぼりが飾られる。

 次第に定着してきたが、商店街の会員数とともに参加店も減少し、直近5年は20店以下になっている。現在はプレゼンを行わず、各商店が推薦した逸品を認定。16年からは「あなたが選ぶ自慢の逸品」などを一般に募集し、パンフレットやHPに掲載している。

 今回はステーキら~めん(ら~めんみすゞ)、グラハムブロート(満寿屋本店)、特製肉みそらーめん(らーめん酒屋三楽)、スタンプパットいろもよう(受川)、ビニールパッチホルダーなど(マルゴ文具店本店)、スーパールミネX(中山金物店)、高級線香(丸屋仏壇店)、手書き・手彫りお位牌(三輪佛壇店)が認定。

 第1回から参加する帯広市内の文具店「受川」(大通南9)は、裁断で余った紙をまとめた「フリーカットメモ」など独自の商品を紹介してきた。仕入れ販売員の受川志津子さんは「ここでしか買えないものを知ってもらうことができ、大人気になっている商品もある」と効果を実感している。

 市振連の木川博史事務局長は「若い世代の人にも商店街の物販店に来てもらえる取り組みをし、これからも地域に根差した商店街にしていきたい」と話している。市振連では第15回を記念して11月30日まで、ツイッター投稿キャンペーンを行っている。

 市振連の公式アカウントをフォローし、歴代の自慢の逸品の中で「あなたがオススメしたい逸品」や「あなたの思い出エピソード」などを「#ジマンノイッピン」「#帯広商店街」を付けて投稿する。投稿した人の中から毎月3人に満寿屋商店の商品券をプレゼントする。(大海雪乃)

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  • ツイッター投稿キャンペーンをPRする木川事務局長

    ツイッター投稿キャンペーンをPRする木川事務局長

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