平和園の味をいつでも手軽に 緑ヶ丘店にジンギスカン自販機
焼肉の平和園(帯広市、新田隆教社長)は27日、店で提供しているジンギスカンなどのパック商品を購入できる自動販売機を、緑ケ丘店(帯広市西9南17、山本享平店長)の店舗前に設置した。初の試み。コロナ禍で外出しづらい中、24時間手軽に、自宅で平和園の味を楽しんでもらおうと企画した。
同社は昨年4月、人気の元祖手切りジンギスカンなどのパック販売を全店で開始。同7月からダイイチでも扱っている。毎月販売量を伸ばし、現在は月3000パック以上を売り上げている。
自販機ではいずれも2人前相当で、元祖手切りジンギスカン(たれ除き200グラム、760円)や北海道産上サガリ(同・180グラム、1560円)など5種類の商品を扱う。9月1日から自販機限定で販売予定の北海道産牛ホルモンピリ辛(同・200グラム、900円)は、新たにパック商品化した。
自販機(高さ1・8メートル)は「顧客の利便性を高めたい」とする従業員の声を受けて設置。冷却機能を備え、オレンジと赤を基調に牛や羊などのイラストが描かれている。同店の木山美優さん(20)によるデザイン。新田社長は「道内でも焼き肉の自販機は珍しい。自宅にいる時間が多い今、手軽さを追求。状況を見て市内にさらに1台を設置したい」と話している。(佐藤いづみ)