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コロナ禍の商談を代行、東京で十勝産品売り込む 帯信金と北洋銀

十勝産品などを売り込んだ代行商談会

 【東京】帯広信用金庫と北洋銀行は、道内食関連企業の販路拡大を支援する商談会を24~26の3日間、都内で開いた。十勝8社を含む22社が商品を送り、商談を代行した全国スーパーマーケット協会の専門家が首都圏バイヤーに売り込んだ。

 商談を代行する同協会の「FOODトレード“アシスト”パッケージ」を活用した。新型コロナウイルスの影響で移動が制限される中、道内事業者の販路拡大の機会を創出した。

 3日間で首都圏のスーパーや通販会社のバイヤーら21人が訪れ、豊富な知識を持つ同協会の専門家が商品の特徴を説明、ニーズを聞き取った。

 商品は全て試食することができ、十勝から広内エゾリスの谷チーズ社(新得町)のチーズやトヨニシファーム(帯広市)の黒にんにくなどが出品された。商品取引を希望するバイヤーも多かった。

 コロナ禍でオンライン商談会も増えたが、試食できないなど魅力を伝え切れない課題があった。

 同協会の村山敦さんは「協会の専門家は、事業者とは異なる視点で魅力を提案できる。効率的に多くの商品を知ることができたとバイヤーから好評だった」と話した。

 帯広信金は「コロナ禍で訪問が制限される中、業界のプロが売り込んでくれるスタイルに期待している。一つでも多くの商談につなげ、地域経済の活性化に寄与したい」(地域経済サポート部)としている。

 帯広信金、北洋銀行、同協会の3者は、首都圏最大の道産食品商談会「インフォメーションバザール」の企画運営などで連携してきた。(池谷智仁、佐藤いづみ)

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