中学生が1日限定でカフェ開店 浦幌
【浦幌】町出身の中高生でつくる「浦幌部」が11日、町内のゲストハウス「ハハハホステル」を会場に1日限りのカフェを開いた。地元の食材を使った焼き菓子やスイーツが提供され、子どもから大人まで多くの人でにぎわった。
企画したのは浦幌中学校2年の青木菜桜さん(13)と背古桃花さん(13)、同校3年の小野寿莉さん(14)と下坂愛果さん(14)、関春奈さん(15)の5人。メニュー名や売値の考案、調理器具の用意、食材の買い出し、試作など約2カ月をかけて準備を進めてきた。
当日は「浦カフェ」と題し、ハハハホステルのキッチンを借りて開店。「心にけっこーコケッコクッキー」や「高層ケーキ(ホットケーキ)」などユニークな名前のメニューが目を引き、地元産のソーセージなどを自由にトッピングできるクレープやスコーンも人気を集めた。昼休みの時間帯には町職員が大勢訪れ、時間をずらして水沢一広町長も来店。注文した高層ケーキを口にして「おいしいよ」と話していた。
途中、クレープなどに使用する生クリームがなくなるほどの盛況ぶりで、下坂さんは「大変だったけど、やりがいを感じることができて楽しかった。機会があればまたやりたい」と振り返った。(小縣大輝)