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ワイン樽を使った「サウナ樽」 池田のまきばの家に27日オープン

十勝まきばの家の敷地内にお目見えした「サウナ樽」を前に笑顔を見せる林会長

 【池田】池田町清見の観光宿泊施設「十勝まきばの家」に27日、ワイン城で十勝ワインの熟成に使われた大樽(だる)を活用した「サウナ樽」がオープンする。25年ほど使われてきた欧州製のオーク樽で、室内に充満したワインの香りを楽しみながらリラックスできる。

 事務所の北東側にサウナ樽3棟を設置。2棟は樽容量8000リットルのフランス製、もう1棟は樽容量7000リットルのイタリア製。いずれも1988(昭和63)年に町が取得し、町産ブドウを使った「山幸」「清見」「清舞」などの熟成用として25年ほど使われてきた。

 1棟の定員は3人で室内には脱衣場とサウナのスペースがある。プロパンガスによるガスストーブで、室温は70~80度。カラマツを使ったベンチに腰掛けてサウナを楽しめる。屋外には五右衛門風呂をモチーフにした樽型の水風呂と休憩スペースを設け、ゆったりとくつろげる。

 まきばの家を指定管理する「大地」(帯広市、林秀康会長)によると、ワイン樽を使った樽型のサウナ施設は国内初。自社と一部業者が5月中旬から作り、総事業費は700万円ほどだった。

ワインの香りが充満する室内でくつろぐ安井町長

 26日午前10時から報道機関に公開され、林会長が「コロナ禍で利用客に癒やしを与えたかった。サウナ愛好者を含めて客層も広がる」と趣旨を説明。安井美裕町長らも見学に駆け付け、「役目を終えた樽がサウナに生まれ変わってうれしい。町の新たな観光資源になれば」と期待を込めた。

 通年開放。サウナ樽のみは利用できず、コテージ宿泊やロッジの休憩に伴い貸し切りで使える。料金など詳細、申し込みは十勝まきばの家(015・572・6000)へ。(小縣大輝)

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  • 五右衛門風呂をモチーフにした水風呂やチェアを備えた休憩デッキ

    五右衛門風呂をモチーフにした水風呂やチェアを備えた休憩デッキ

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