農作物の生育「おおむね平年並み」6月1日、十勝総合振興局
十勝総合振興局は7日午前、今年2回目の管内農作物生育状況(6月1日現在)を発表した。5月下旬の降雨の影響で、大豆と小豆の播種(はしゅ)終が平年より2~3日遅れがみられたが、「全体をみると、おおむね、平年並み」(農務課)としている。
天候については、5月中旬の平均気温、降水量、日照時間はいずれも平年並みに推移。5月下旬は気温が平年並みだったが、低気圧などの影響を受け、降水量は平年よりも多く、日照時間は平年より少なかった。
秋まき小麦は、止葉期が平年並みの5月26日。起生期や幼穂形成期が平年より2~3日早かったため、生育は鈍った。草丈は「長い」、葉数はやや多い。
ジャガイモは、平年並みとなる5月26日に萌芽(ほうが)期を迎えた。植え付け作業はすべて終わり、全体の81%が萌芽期。茎長は「やや短い」、茎数は多い。
ビートは、草丈、葉数ともに平年並みの評価。直藩は、5月下旬の降雨で平年より3日遅れ。
豆類の播種終は、大豆が平年より2日遅い5月22日、小豆が平年より3日遅い5月27日。金時と手亡の播種始と播種期は、いずれも平年並み。
牧草1番草丈が69・4センチと平年並み。飼料用トウモロコシは、平年より2日早い5月23日に出芽期を迎えた。草丈、葉数ともに平年並み。
同局では、6月上旬について、「6日以降は好天で地温の上昇も見込まれる。畑にはいい状況」(農務課)とする。(松岡秀宜)