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鹿追ジオパークのプロガイド養成へ 鹿追

ジオパーク推進協議会主催の子ども向けイベントの様子。認定ガイドになると自らツアーを企画することもできる

 【鹿追】とかち鹿追ジオパーク推進協議会(会長・喜井知己町長)は今年度、初めてプロのガイド「認定ジオパークガイド」の養成に乗り出す。多様な人材にガイドとして活躍してもらうことで、より幅広い層にジオパークについて知ってもらうことが狙い。

 同協議会は2017年度に「認定サポートガイド」の養成を開始し、これまでに町内外の22人が認定を受けた。ただ、ツアーなどのメインのガイドは、町内のアウトドア事業者のプロの自然ガイドに委ねており、サポートガイドはその補助や保全活動、イベントの手伝いなどに限られていた。

 既存の自然ガイドのフィールドは然別湖周辺が中心。一方、とかち鹿追ジオパークは平野部も含め町内全域が対象となっている。その幅広い魅力を伝える主体として、サポートガイドの上位資格となる認定ジオパークガイドを養成することとした。

 認定を受けると修学旅行生や観光客を対象に、ジオパークの名前を使った有償ツアーの提供が可能になる。同協議会がツアー実施を依頼することもある。同協議会は「修学旅行の受け入れも増えている。サポートガイドは40代が中心と比較的若く、一人でも多く認定ガイドになってもらい、ジオパークの魅力を広報してもらえれば」と期待する。

 養成講座は7月から来年2月にかけて全7回開催。リスク管理やコミュニケーションなどの他、ツアー企画の作り方も学ぶ。3年以内に7回の講座を受講し、考査をクリアすると認定を受けられる。

 鹿追の自然や歴史、文化について学べる全7回のサポートガイド養成講座も7月に始まる。1回のみの受講もできる。

 いずれの養成講座も受講無料(材料費など実費が必要になる場合がある)。申し込み、問い合わせは同協議会(0156・67・2089)へ。(丹羽恭太)

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