コロナに団結みせつけろ 管内6町村で体育祭
【上士幌】管内町村の中学校などで30日、新型コロナウイルス感染防止対策を講じながら体育祭が開かれた。上士幌中学校(新倉忠司校長、生徒129人)では、種目を減らし午前中に終了できるよう縮小して実施。保護者らも観覧でき、拍手で応援していた。
この日、体育祭を開催したのは同校の他、新得(屈足中・屈足南小は合同)、更別、中札内、陸別、広尾の6町村。
上士幌中では、保護者らの観覧は1家庭2人までに制限し、それぞれ1週間の体温を記録した健康チェックシートを提出し、会場で間隔を取って応援。動画の中継も行われ、生徒に配布しているタブレット端末で視聴できるようにした。
競技は縦割りで赤と青の2チームに分かれて行われ、実行委員長で生徒会長の石川桃さん(3年)は「種目は少なくなったが学年を超えて団結しよう」とあいさつ。応援合戦は感染予防のため声を出すのはチーム代表の1人。生徒たちは100メートル走や学級ごとのリレーで力を発揮していた。
同校PTA会長の黒沼大亮さんは「学校や町教委、PTAが協力して感染予防に努め、開催できて良かった」と話していた。(平田幸嗣)