飲食店での「黙食」横山さんの漫画でPR 帯広商工会議所
帯広商工会議所は、飲食店などで使ってもらおうと、「黙食」や「マスク会話」への協力を呼び掛ける卓上三角POPスタンドを製作した。「十勝ひとりぼっち農園」で知られる漫画家横山裕二さんの4コマ漫画などを通じ、黙食の必要性などを訴える内容。対象となる会員事業所に配布し、追加の要望が多数寄せられるなど好評だ。
新型コロナウイルスは飛沫(ひまつ)による感染リスクが指摘され、静かに食べる「黙食」と「マスク会話」の必要が言われている。ただ、「店側が客に直接依頼するのは困難」との声も。すでに道は、黙食を呼び掛けるポスターなどを製作している。
帯商が製作したのは、各テーブルに置いてもらえる縦20センチ×横8センチの卓上スタンドタイプ。耐水性のあるミラーコート紙を使用。横山さんのイラストを交え、黙食への協力、感染リスクを高める事例、手洗いのタイミングなどを明記した。6000枚を作った。
25日から飲食店や居酒屋、スナック、ホテルなど約360事業所に完成品を無料で送付。すでに追加注文が20事業所から入り、担当の藤澤任商工観光課長は「若者など広く人気がある横山先生の漫画で楽しみながら、黙食を理解してほしい」と話している。
余剰が出れば、非会員事業所への配布にも応じる考え。問い合わせは同課(0155・67・7381)へ。(佐藤いづみ)