音更で一般高齢者のワクチン集団接種始まる
【音更】音更町の65歳以上の一般高齢者(高齢者施設等入所者除く)の新型コロナウイルスワクチン集団接種(3会場)が27日、町生涯学習センターで始まった。個別接種(町内8医療機関)は31日に開始される。これで一般高齢者の接種は帯広市を除く管内18町村すべてでスタートした。
町は集団接種と個別接種を併用して実施する。町が接種券を配布した一般高齢者は1万2333人。26日現在の予約は1万371人、予約率84・1%で、集団または個別接種のどちらかを予約時に選択する。
町の集団接種は、町生涯学習センター、旧ハピオガーデン、宝来福祉会館で実施。毎週木・土・日曜の3日間、3会場のいずれか1会場で行われる。週ごとに会場が変わり、当初は1日240人のペースで接種。3会場が一巡した4週目以降は1日当たりの接種人数を324人に引き上げる。
この日は、町生涯学習センターで実施。午前9時から事前に予約を済ませた一般高齢者が訪れた。1回目の接種を終えた町豊田の農業矢野成則さん(72)は「注射の痛みはほとんどなく、季節性インフルエンザの予防接種と変わらない感じだった。まずは、接種できたので安心している」と話していた。矢野さんは17日に2回目の接種を予約している。(内形勝也)