ステンドグラスや書道、写真など多彩に おびひろ市民芸術祭開幕
地元の文化団体や個人が日ごろの活動の成果を発表する「第40回おびひろ市民芸術祭」(実行委員会主催)が29日、帯広市民ギャラリー(JR帯広駅地下)での団体合同展を皮切りに開幕した。
新型コロナウイルスの影響で昨年は中止となり、今回が2年ぶりの開催。展示とステージの両部門に分かれ、5月18日まで、市民ギャラリー、帯広市民文化ホール、とかちプラザの3会場で計56団体・約840人が参加を予定している。
入場無料で、感染対策として会場ごとに検温や消毒などを行う。
市民ギャラリーでは5団体が書道や墨絵、写真などの作品を並べている。このうち市内のステンドグラス教室「美匠会」(寺島富美子代表)は、会員約30人がランプシェードや掛け時計などを出展。光を通して鮮やかに作品が浮かび上がり、会場は華やかな雰囲気に包まれている。
「2年ぶりの作品展とあって、アイデアが光る手の込んだ作品が多い」と寺島代表(70)。同じく出展団体の一つ、北海道写真協会帯広支部の日下玲子さん(55)=新得=は「遊び心あふれる作品を楽しんでもらえれば」と話した。
団体合同展は5月11日までに計17団体が入れ替わりで出展する。午前10時~午後6時(最終日は午後4時まで)。(高田晃太郎)