コロナ収束と観光の安全祈願 池田町でオープン式
【池田】観光シーズンの幕開けを告げる「2021年池田町観光オープン式」(町観光協会主催)が28日午前10時半から、JR池田駅前広場で開かれた。新型コロナウイルスの影響で観光を取り巻く環境が厳しさを増す中、出席者がワイングラスの形をした噴水に十勝ワインを注ぎ、町内観光の安全とコロナ収束を祈願した。
同協会会員や町役場職員ら約60人が参加。同協会の高森一郎会長は「本来なら千客万来の思いを込めているが、コロナで不安定な情勢が続き、昨年はこの催しを中止した。コロナが収束し、観光を楽しめる日が来ることを望む」、来賓の安井美裕町長が「感染防止を念頭に置き、観光の再出発、飛躍の年になることを祈念する」とあいさつした。
続いてJR池田駅の阿部美徳駅長、第27代とかち青空レディの田所優花さんと松野莉奈さんらを加えた10人が、十勝ワイン「トカップ赤」のボトルを噴水に注ぎ入れ、オープンを祝福。コロナ禍で町郷土芸能保存会の演舞などは取りやめ、丹羽泰彦町議会議長の一本締めで終了した。(小縣大輝)