十勝と東京のコラボで独自料理 台東・墨田区でフェア
【東京】十勝管内18町村と台東区・墨田区の連携事業として、「十勝食材フェア」が都内で開かれている。両区の11の飲食店が、ジャガイモや豆など十勝の食材を使ったオリジナル料理を提供している。21日まで。
十勝18町村と台東・墨田両区は「関係人口創出プロジェクト」に取り組んでいる。十勝食材をPRし、江戸の伝統と融合した新しい食文化を創出するためフェアを企画した。
東京産の食材にこだわる居酒屋「押上よしかつ」(墨田区)は、とかちマッシュ(帯広産)と江戸東京野菜の小松菜を組み合わせた焼きそば(980円)などを考案。店主の佐藤勝彦さんは「とかちマッシュはしっかりとした肉質で、味が濃い。十勝の力添えをもらい、ここでしか味わえない料理を提供したい」と話す。
同店では、インカのめざめ(芽室産)と東京鶏卵を使ったポテトサラダ、ユリ根(幕別・忠類産)を寒天で包んだデザートも開発している。
他の参加店はビーツ(音更産)のステーキ、白小豆(上士幌産)と黒豆(同)入りのサラダなどを提供している。(池谷智仁)