復興支援活動に一区切り 震災を忘れませんパネル展16日まで
「東日本大震災から10年 3・11を忘れません パネル展」(『3・11を忘れません』実行委員会主催、帯広市社会福祉協議会協力)が11日、市内の藤丸7階・コミュニティールームで始まった。
主催する実行委員会(小野寺一彦実行委員長)は、とかち折り鶴の会や帯広ローターアクトクラブ、防災ボランティアドリームチーム“集結”を応援する会北海道支部などで構成されている。
実行委は、東日本大震災をきっかけに「真の復興」を目指して設立された市民団体。震災の記憶を語り継ごうと活動してきた。パネル展や、近年では関係者を招いたシンポジウムなどを開催。結成から10年となる今年を一つの区切りとし、今回の展示をもって活動を終了する。
会場では被災地の当時を伝える写真や、当時、被災地支援で職員を派遣していた帯広市社会福祉協議会による写真など100点以上の写真やパネルを展示。実行委主催のシンポジウムのチラシも展示され、会の活動を顧みることができる。
小野寺実行委員長は「会は解散するが、1年に1度は東日本大震災のことを思い出してほしい」と話している。16日午後4時まで。(大木祐介)