真っ赤なラズベリービール今年もお目見え 帯広ビール
地ビール製造の帯広ビール(帯広、平林英明社長)は今年も十勝産ラズベリーをぜいたくに使った期間限定ビール「フランボワーズ」を発売した。真っ赤な色と華やかな香りが特徴だ。
「フランボワーズ」はフランス語で木イチゴの意味。7年前からクリスマスに合わせて造り、帯広市岩内町の農場「ときいろファーム」(鴇崎伊吹代表)のラズベリーを約1カ月間漬け込み360リットルを製造した。
ラズベリーは「フルーツビールの女王」と呼ばれるほどビールとの相性がいいとされる。果実の甘さとビールの苦みのバランスがよく、飲みやすいので女性を中心に人気だ。
鴇崎さんは「今年は天候に恵まれ、ラズベリーは過去最高の収量だった」と話し、帯広ビールの醸造エンジニア十河文英さん(49)は「季節の風物詩として真っ赤なビールを楽しんでもらえたら」と期待する。
市内のビアカフェ「米風」(大通南12、中村晃代表)で販売し、売り切れ次第終了。300ミリリットル750円、600ミリリットル1300円(税別)。営業時間は午後6時~翌午前1時。日曜定休。(高田晃太郎)