ISTのオンライン会社説明会に堀江氏登場 大樹
【大樹】町内のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は16日、オンラインで会社紹介セミナーを開き、創業者の堀江貴文さんが宇宙を目指す理由などを改めて語った。
宇宙産業に挑戦するISTをPRし、人材採用につなげることが目的。現在の社員数は約50人で、ロケット開発を加速するため、さらに多くの技術者を必要としている。
説明会には堀江さんと稲川社長、広報の中神美佳さんが登場。堀江さんは「誰でも、どんなものでも宇宙に届けたいという思いがある。そのためには、予算に左右される国主導の宇宙開発では難しい。コストを安くするためにも、ビジネスとして推進しなければならない」と信念を述べた。
超小型人工衛星を宇宙に運ぶ、開発中のロケット「ZERO(ゼロ)」については「打ち上がれば、衛星のコンステレーション(多数個の一体運用)で収益を上げる事業ができる。さらに有人宇宙飛行や深宇宙の探査など、やりたいことは山積み」と話した。
稲川社長は「遠くを見据え、やらなければならない仕事がたくさんある。それをこなすうちに、できることがものすごく増える」と技術者として成長できる現場を強調。堀江さんは「ぜひ人より何倍も濃い人生を歩んでほしい。ISTで技術開発をすれば、世界の超一線級とバチバチやれる」と訴えた。
ISTでは、堀江さんが最終面接を行う採用活動「ホリエモンのロケット採用」を同日から開始した。申し込みは同社ホームページから。(松村智裕)