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珍車両に熱視線 十勝3社企画の乗り比べツアー 全国からバスマニア

ずらりと並んだバスを見て回る参加者ら(音更町の北海道拓殖バス本社で。小山田竜士撮影)

 北海道拓殖バス(音更)、十勝バス(帯広)、士幌交通(士幌)の3社は20日、各社の珍しい車両などを披露する「バスの日を楽しむ乗り比べツアー」を開催した。全国からバスマニアが詰め掛け、型式の古い車両などに熱視線を送った。

 新型コロナウイルスの影響で貸し切りバスのツアーが軒並み中止になる中、バス業界を盛り上げようと企画。拓殖バス観光課主任の大澤篤史さんが呼び掛け、社を横断した初の試みが実現した。発売から約1週間で定員に達し、開催前の反響も大きかった。

 43人が参加。十勝管内だけにとどまらず、遠くは熊本県からの参加もあった。バスを乗り比べられるよう、各社が1台ずつ用意。JR帯広駅前を午前10時前に出発し、3社の本社車庫などを1日かけて巡った。

 参加者の多くは一眼レフカメラを構え、車体をくまなく撮影。珍しい車両が現れると歓声や拍手を送って出迎えていた。中でもマニアたちをうならせたのは、拓殖バスで8月に発見されたばかりの、バスの行き先を表示する布製方向幕。手書きで現存しているのはマニアの間でも希少価値が高く、「すげえ」などと驚く声が聞かれた。

 福島県から参加した上月(こうづき)崇さん(39)は「拓殖バスの三つ扉のある車両に乗りたくて参加した。なかなか入れない車庫にも入れて楽しめた」と満足顔。拓殖バスの大澤さんは「楽しめたようなので、第2回も考えてみたい」と話していた。(本田龍之介)

関連写真

  • 3台のバスに分乗して次の目的地へ向かう参加者ら(20日、士幌町の士幌交通本社で。小山田竜士撮影)

    3台のバスに分乗して次の目的地へ向かう参加者ら(20日、士幌町の士幌交通本社で。小山田竜士撮影)

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