涼やかな音で感じる夏の訪れ 帯廣神社に「しゃぼん玉の風鈴」
帯廣神社(大野清徳宮司)の手水舎に約30個の「しゃぼん玉の風鈴」がつり下げられ、涼しげな音で夏の訪れを伝えている。6日の十勝管内は快晴に恵まれて気温も上がり、参拝者が手を合わせたり、境内を散策する姿が見られた。
同神社では2年前からこの時期、1年の半分の節目に感謝する「夏詣(なつもうで)」として、七夕の短冊設置や御朱印授与などを行っている。「しゃぼん玉の風鈴」は初めての取り組みで、光を受けて七色に輝きながら風に揺れる。
「新型コロナウイルスで暗い雰囲気の中、気持ちが晴れやかになるようにお迎えしています」と佐々木昌和権禰宜(ごんねぎ)。芽室町の自営業山中正裕さん(38)は6日午前、妻の留理さん(37)、娘のマアニちゃん(4カ月)と共に参拝に訪れ、「風鈴は見た目も音も気持ちいい」と話していた。
6日の正午までの最高気温は足寄27・4度、帯広27・0度、芽室と陸別26・8度など、管内12地点で夏日となった。(松田亜弓)