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前年同月比57%減 5月のタクシー運行収入 外出自粛が影響

 十勝地区ハイヤー協会(佐藤淳一会長)は、帯広市内に営業所を置く9社の5月の運行収入をまとめた。新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で、前年同月比57・2%減の6874万円だった。4月に続き、市内の単月収入の史上最低額を更新した。一方で、複数のタクシー会社経営者からは、6月に入り、人出の回復の兆しがあるとの見方も広がっている。

 9社の運行収入計は3月が前年比31・4%減、4月が単月として初の1億円を割り込む(同47・6%減)など深刻な影響を受けた。

 佐藤会長(まりもハイヤー社長)は「5月は会社によっては(前年比で)収入が3割近いところもあった。従業員の賃金や補償費用で手いっぱいだったところも少なくなかったのでは」とみる。一方、6月以降は人出が戻っているとの見方を示し、「夜は6割ほどだが昼は8~9割ほどまで戻ってきている」とする。

 TKタクシー(帯広)の小林義幸社長は「6月に入り前年比で7割近くまで戻っている」と説明。ただ、平日夜はまだ需要が一定程度まで回復していないとし、ドライバー数を絞っての減車営業を続ける考えを示した。

 同協会の塚本俊二常務理事は「5月で底を打ち、今後のタクシー利用は時間をかけて少しずつ回復していくのではないか」と話している。(本田龍之介)

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