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ライブハウス応援 リモート配信でバンドマンたちが新プロジェクト

スマホのカメラを設置し、配信ライブのリハーサルを繰り返すバンドメンバー(5月31日、新井拓海撮影)

 新型コロナウイルスの影響で苦境にあるライブハウスを応援しようと、十勝で活動するバンドマンやシンガー・ソングライターがライブを映像配信するプロジェクトを始めた。管内のアーティストを毎回、数組集め、ライブハウスでの無観客ライブをSNSで配信する。発案者の1人の菱岡潤樹さんは「長年親しんでいたライブハウスがなくなってほしくない。今だからできることをし、視聴者が新たなバンドを知るきっかけにもなれば」と話す。

 緊急事態宣言は解除されたが、不特定多数の人が密集するライブハウスは全国的に“開店休業”状態。十勝も例外ではない中、音楽シーンを支援していこうとバンド「REAL SHOCKS MATTER」の菱岡さんと、シンガー・ソングライターの廣川冠太さん、ソロで「QUAIL」として活動する井上創太さんらがプロジェクトを発足させた。

 「Save Our Home(私たちの家を守る)」と名付け、十勝のアーティストによる無観客ライブの定期開催を決めた。

 ライブは管内で活動するアーティストの参加を呼び掛け、「Instagram(インスタグラム)」で無料で生配信する。1、2週間に1度の開催を計画し、会場は帯広のライブハウス「studioREST(スタジオレスト)」を予定。時間は1時間ほどで3組程度と考えている。

 出演者側もライブができない状況が続いており、廣川さんは「今は難しいのが現状。配信に慣れてほしくはなく、やはりライブハウスに足を運ぶのがメインであってほしいが、興味を持つきっかけになってほしい」と思いを込める。

 5月31日に1回目の配信が行われ、プロジェクトを企画した3組が演奏。リハーサルで入念に音を調節し、本番では視聴者から多くのメッセージが寄せられた。出演したバンドメンバーの松岡秀克さんは「いつもと違う環境なので緊張したが、久しぶりのレストでの演奏は楽しかった。活動のモチベーションが上がった」と笑顔を見せた。

 プロジェクトのインスタグラムのアカウントは「s.o.h_obh」。
(松田亜弓)

関連写真

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