ベトナム人チャンさんがマスク寄贈 大樹
【大樹】町内在住のベトナム人、チョン・ティ・トゥ・チャンさん(28)が4月29日、居住する双葉町行政区に手作りの布マスクを寄贈した。
チャンさんは2017年に来日。外国人技能実習生を監理・仲介するワークテック協同組合(加藤明浩理事長)で通訳として働いている。
市販のマスクが手に入りにくい状態が続いていることから、得意のハンドメードで地域の役に立ちたいと作製を決めた。布やゴムなどの材料も自ら用意し、年齢や性別に関係なく付けられるよう、白や薄い水色などの無地でプリーツ仕様とした。
チャンさんは出来上がったマスク50枚を同行政区の尾藤宏樹区長に手渡し、「町の人に優しくしてもらっているので、少しでもお役に立てれば」と話した。尾藤区長は「有効に活用したい」とお礼を述べた。
マスクは今後も作製し、計150枚を寄贈する。贈られたマスクは行政区内の1戸に1枚ずつ配布する予定。(船水よう子通信員)