GWの休館中に本を宅配 コロナ対策で芽室町図書館
【芽室】新型コロナウイルスの感染拡大に伴って一時休館している町図書館は5月1日から6日まで、外出自粛期間限定の本の無料宅配サービスを行う。休館期間中でも本に親しみ、家での時間を充実させてもらいたいと同館が企画した。
町内在住者が対象で、電話で受け付ける。1人10冊まで借りられ、家族分の貸し出しも可能。返却期限は2週間。本は同館ホームページの蔵書検索で確認できる。また、著者や読みたいテーマなどを指定し、同館職員が本を選ぶ「お任せコース」もある。藤澤英樹館長をはじめ同館職員が訪問し、本を届ける。
一時休館の直前には“駆け込み需要”もあった同館。「休館期間中でも何か面白いことができないか」と藤澤館長が考え、企画から町教委への立案まで1日で行った。藤澤館長によると、有料の郵送サービスを行う自治体図書館はあるが、無料で、職員自ら届けるサービスは珍しいといい、「町民の思いに少しでも応えられれば」と話している。
サービス利用には、同館の利用登録が必要。新規登録する場合は、同館ホームページにある申請書に必要事項を記入して職員が訪問した際に提出する。
受付時間は午前9時から正午まで。午後にそれぞれの家へ届ける。同館では各日、市街地5件程度、農村部2件程度の宅配を行う予定。受け付けや配達状況によっては受け付けを早く終了する場合がある。本の予約や問い合わせは同館(0155・62・1166)へ。同館ホームページにも詳しい利用案内を掲載している。(細谷敦生)